サステナブル・アクション アイデア・コンテストを開催!学びを活かした実践的なアイデアが集結 2023/12/07



MEZASU[めざす]
ボルボが“めざす”のは、「人」を守り「人の未来」も守ること。人だけでなく、地球にもポジティブな未来のために、私たちが実践しているサステナビリティをご紹介します。



ボルボは全国のディーラーを対象に、サステナブル・アクション・トレーニングを実施しました。このトレーニングは、ボルボの企業活動の基盤であるサステナビリティをよく理解し、自ら考え、アクションできる人を育てることをめざしています。学びから行動に移すためにプロブラムされたものは『サステナブル・アクション アイデア・コンテスト』。参加者全員から提出されたアイデアの中から、19店舗の提案に絞られたファイナリストたちがコンテストで最終プレゼンに挑み、8店舗の優れたアイデアが表彰されました。
このコンテストはボルボにとって初めての試みであり、多くのディーラー関係者も参加し、お互いのアイデアから学び、行動して、サステナビリティを一緒に実現していく。そのスタートとなったコンテストの模様をお伝えします。



コンテストに向けてアイデアの共有とブラッシュアップ



「サステナブル・アクション アイデア・コンテスト」の2ヶ月前、各販売店代表のサステナビリティ担当者が集まり、お互いのアイデアを発表するグループワークが行われました。

ここでは、気になった点を質問したり、実施に向けての課題や方法などの悩みを共有しながら、ほかの提案のアプローチや良い点を活かしつつ、自らのアイデアに合わせてブラッシュアップすることで、お互いのアイデアが向上し、成長することにつながりました。



グループごとにそれぞれの提案を共有し、選んだ1案を全体で発表。お互いのプレゼンテーションを聞き、学びを得て自らのアイデアを磨く機会となった。



周囲を巻き込み生まれた多様なアイデア。すでに実行済みの店舗も



2023年10月末、全国のディーラーから提出されたサステナブル・アクション アイデアの中から19店舗のアイデアに絞られ、ファイナルコンテストが開催されました。



ボルボ・カー・ジャパン 代表取締役社長の不動氏がファイナリストに向けて激励の挨拶をする様子。



ボルボ初の試みとなるコンテストには、ファイナリストだけでなく、各ディーラーの関係者が多く集まり、最終プレゼンに期待を寄せました。会場では、プレゼンテーションに臨むファイナリストたちも緊張した面持ちです。ボルボ・カー・ジャパン 代表取締役社長の不動氏の挨拶からコンテストがスタートしました。

「サステナビリティは、安全性と同様にボルボでは重要な取り組みです。ボルボ・カー・ジャパンは2025年までに温室効果ガスを50%削減することを目標に掲げていますが、そのためにはサステナビリティを自分ごととして理解し、行動することが重要です。本日は素晴らしいアイデアや取り組みがたくさんありますので、いらっしゃったディーラーのみなさんも、ぜひ参考にしてください。ファイナリストのみなさん、がんばってください、応援しています」

コンテストでは、2つの課題が設定されています。「2025年に店舗運営におけるCO₂を含むGHG(グリーンハウスガス)排出50%削減を実現するために拠点で取り組むべきアイデア」と「SDG’sの目標の一つまたは複数をピックアップし、そのテーマに沿ったディーラーでのアクションアイデア」。
課題ごとに会場に分かれ、プレゼンテーションが行われました。

実現可能性、即効性、インパクトの大きさ、オリジナリティなどの評価基準に基づいた審査を経て、ベスト8が選出されます。選出されると、実際にスウェーデンを訪れてサステナビリティを学ぶ海外研修に参加することができます。





プラスチック製品使用の削減、ペーパーレス化による紙資源の削減、マイボトルの利用や、スタッフの通勤手段の見直し、サービス代車使用の効率化、働きがいのある環境の整備、サステナブル素材の備品への切り替えなど、さまざまなアイデアが発表されました。1人から簡単に始められるアイデアや、お客さまの満足度を損なうことなく実行に移せるよう工夫したアイデア、地域や周囲を巻き込むアイデアなど、ボルボのトレーニングでの学びや気づきを活かす様子が伺えました。さらに、実際にアイデアを実行に移している販売店も多くありました。





意識と行動が変わり始めた今がスタート地点。ここから行動を広げたい



ファイナリストの中から特に優れた8名の入賞者が発表され、表彰式が行われました。入賞者には不動社長より表彰状、青山本部長よりスウェーデン研修のパネルが授与されました。



「2025年に店舗運営におけるCO₂を含むGHG(グリーンハウスガス)排出50%削減を実現するために拠点で取り組むべきアイデア」で入賞したみなさん。



「SDG’sの目標の一つまたは複数をピックアップし、そのテーマに沿ったディーラーでのアクションアイデア」で受入賞したみなさん。



サステナブル・アクション・トレーニングからコンテストまでを終えたファイナリストたちの感想をご紹介します。

「どの販売店も熱い想いを持って取り組んでいて、私たちの店舗の刺激になりました。自店のCO₂の排出量を実際に数値化して捉えたことによって、小さなことでも変えていかなければという意識に変わりました」

「トレーニングを通して、通常接する機会のない他店の方々と交流ができ、彼らのアイデアを実際に取り入れて実行に移すことができています」

「店舗全体を巻き込んだ取り組みにするには周囲の力添えあってこそだと思います。最初は周囲に言いづらいなと思いましたが、話してみたら自分のアイデアに共感してくれて、みんなの意識が少しずつ変わってきたと感じています」

「トレーニングを受け、プレゼンテーションの準備をしていく中で、サステナビリティが自分ごとになってきました」

スウェーデンへ海外研修に行くことが決まった入賞者は、「スウェーデンで学んだことを、周りのスタッフだけでなく、お客さまにも積極的に伝えていきたい」と楽しみにしている様子。さらに、「今は本当に少しだけ店舗全体の意識が変わってきたタイミング。これから、アイデアの実行をますます加速させていきたい」と語りました。

トレーニングからファイナルコンテストまで全国のディーラーの参加者を見守ってきたトレーニング担当の柴田氏に感想を伺いました。

柴田さん「どう行動するべきか、各店が本気で考えたことが伝わりました。トレーニングが始まった頃はインプットすることで精一杯だった参加者たちが、情報を整理し、自分なりに考察を持ち、分からないことはきちんと調べて自分の行動に活かしていく姿がありました。今日、その変化が見られたことが本当に嬉しかったですね。このような変化が他のディーラーの方たちにも伝わるといいなと思います」

今回のトレーニングにより、サステナビリティに対する理解が深まり、日常の意識が変化し、業務でも実行に移す店舗が少しずつ見られ、めざす成果が見えてきました。しかし、これはまだまだスタート地点にすぎません。ボルボでは、小さなアクションを継続できるマインドを持つ人や店舗を増やし、大きな変革をもたらすため、今後もサステナビリティへの取り組みが続けられていきます。